松宮奏さんの「バキュラ」を読みました。
皆さんこんばんは。
先日、松宮奏さんの「バキュラ」という作品を読ませていただいたので感想を綴ろうと思います。
こちらはノベルアップ+にて連載していた作品です。
この作品の内容をざっくり説明すると、自然災害によって家族を失ったことで暴君となった王バキュラと、バキュラの暴君により故郷と母を失ったルキアという二人の男の物語です。
気になった方は是非こちらからご一読ください。https://novelup.plus/story/860350766
以下ネタバレ含みますのでご注意ください。
最初から最後まで目が離せない波乱の展開が続き、夢中で読ませていただきました。
好きなシーンや印象的なシーンもいっぱいあったので書いておきますね。
まず最初に一つ申し上げますと、私ルキアと後にルキアの親友になるカルトというキャラの関係が大好きなので、その二人の話が多めになると思います。😂
そんな私のお気に入りのシーンは、カルトとルキアが剣を交換するシーンです。同じ志を持った戦友の二人が心からの「親友」になった瞬間のように思えてなんだか和やかな気持ちになれる大好きなシーンです。
あと、涙が止まらなくなってしまったシーンもありまして、それもその二人関連なのですが…(;_;)
「寂咲の儀」でカルトがルキアに全てを託すシーンです。
色々あってバキュラが二人に殺し合いをさせることになり、カルトはルキアに生き残るための作戦を持ちかけます。
それは二人で生き残るための作戦…と思いきや、カルトはわざと自分をルキアに斬らせて、ルキアに生き残ってもらおうと決断するのですが、もう私は読んでいて顔がくしゃくしゃになりました(;_;)
二度と親友と会えなくなる深い悲しみと、それでもルキアには生きていて欲しいという強い気持ち…自ら親友を殺めてしまったルキア…どちらの気持ちを考えても胸が張り裂ける思いでした。
2人のことが大好きな私からしたら本当にしんどい展開だったけど、本当の「強さ」と「友情の美しさ」を感じる深い意味のある回だったのかなぁとも思いました(;_;)
そして、この物語に込められた「復讐は復讐しか生まない」「許すという強さ」というメッセージが心に残りました。
悲しみや憎しみは時に希望の光を遮る大きな闇になって心を暗く覆ってしまうけど、その闇を破る強さを手に入れればその先に幸せはきっと待っている。そう思わせてくれる素敵な作品でした。
松宮先生の作品はいつも心に温かい灯をともしてくれるなぁとしみじみ感じます。
これからも作品楽しみにしてます☺️
読書好きで他にも色々読んでいるので、また作品の感想載せられたらと思います🌱
では、ここまで読んでくださりありがとうございました。またね☺️